スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Sime Darbyの業績不振

Malaysia Business (june 15th)によれば、

マレーシア最大のコンゴロマリットであるサイムダービーは、第3四半期で大きな損失を出し前のCEOが辞任した。

損失の原因は、エネルギーおよびユーティリティで、中東での投資とサワラク州のダムプロジェクトによるものであった。

サイムダービーは、マレーシアにとって普通の会社ではなく、多くの投資家が保有するブルーチップであり、時価総額はマラヤンバンキングに次ぐ会社である。

ビジネスの観点ではサイムダービーは世界最大のパームオイル生産会社であり、国内最大の不動産会社である。

同社は2007年に大きなM&Aを行い、経営するには大きくなりすぎたと指摘するアナリストもいる。

また、同社は不動産やエンジニアリング、自動車、ヘルスケアなど複数の事業を行っているが、事業の中心はプランテーションであった。同社の株主はプランテーション事業のビジネスを目的に買っており収益の70%を稼ぎ出す。

SIMEDABYは、300社に投資し、ノンコアの事業を多く抱えている。アナリストの中にはノンコアの事業を整理し、事業の再構築が必要だというものもいる。事業範囲が広すぎて経営管理が難しいようだ。

マレーシアの企業は、コングロマリット化している会社が多いが、アニュアルレポートなどを読むと、その事業範囲の広さに驚かされる。シナジーを考えてやっている会社もあるようだが、シナジーを考えてやっているのだろうかと考えると、疑問に思うこともある。

サイムダービーは、世界有数のパームオイルプロデューサーで、今でも収益のほとんどはこの部門によっているが、コモディティの市況価格に収益が左右されることを嫌って、多角化していったのであろう。不動産はマレーシア最大級、キャタピラーのディーラーとしても世界有数の会社となっている。

そういう意味では多角化に成功してきた会社であるともいえるが、今回のエンジニアリングなどでは失敗したようだ。
事業範囲をどこまで広げられるかということとその限界を調べるうえでは面白い会社だと思う。

ランキングは今何位?

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

Asia Seeker

Author:Asia Seeker
自由業(主として投資家)

2010年5月よりマレーシアに滞在予定。現地から成長著しい経済や企業活動について情報収集、発信する。あわせて株式投資も行う予定。

株式投資歴10年以上、日本の株式市場の酸いも甘いも経験して、金融資産を5倍以上に増やし、会社を退職。

低成長下での日本株投資は長期的なリターンが期待できないと判断し、東南アジアの経済を研究し、株式、不動産投資の可能性を追及する。

都内国立大学で経済学、金融を専攻。保険会社で資産運用業務などに従事。証券アナリスト

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。